「寅の日に入籍するとよくない」と聞いて、婚姻届を出す日を変えるべきか迷っていませんか。寅の日は「虎は千里を行って千里を帰る」という言い伝えから、出かけたものが戻る日とされます。その連想から、婚姻では「出戻り」を思い浮かべて避けるという説明を見かけます。
ただし、寅の日に婚姻届を出してはいけないという決まりはありません。これは暦の縁起に関する考え方の一つです。この記事では、「寅の日は入籍に向かない」とされる理由と、ふたりの意見が違うときの日取りの決め方、提出前の実務確認を整理します。
寅の日に入籍は避けるべき?まず結論
寅の日に婚姻届を提出しても、暦の上で婚姻が無効になったり、結婚生活の結果が決まったりするわけではありません。寅の日を入籍に避ける人はいますが、全員が従うべき共通ルールではありません。
日柄を大切にしたい人は、ふたりとも納得できる日を選ぶと安心です。寅の日がふたりの記念日や都合のよい日なら、その意味を大切にして選ぶ方法もあります。どちらかが強く気にしているなら、別の候補日を一緒に探すのもよいでしょう。どちらの決め方にも正解・不正解はありません。
「寅の日は入籍に向かない」と言われる理由
寅の日は、十二支を日ごとに割り当てた暦注の一つです。虎が遠くへ出ても戻ってくるという故事になぞらえ、「出ていったものが戻る」と連想され、金運や旅立ちに縁がある日として紹介されます。
その「戻る」というイメージを結婚に結びつけ、「実家に戻る=出戻り」を連想するため、婚姻届や結婚式には避けるという説明があります。一方で、金運の象徴や旅立ちの吉日として寅の日を前向きに受け止める考え方もあります。どちらも伝承や語呂合わせを含む暦の解釈で、寅の日そのものに婚姻を禁じる意味があるわけではありません。
Yahoo!検索では「寅の日 入籍」が関連検索ワードに表示されています。結婚情報サイトなどには寅の日を避ける考え方を紹介する記事もありますが、暦注の受け止め方は一様ではありません。記事ごとに説明が異なるときは、「どちらが絶対に正しいか」ではなく、ふたりが何を大事にしたいかを基準にすると決めやすくなります。
ふたりの意見が違うときの日取りの決め方
日柄への感じ方が違うときは、暦だけで結論を出そうとせず、記念日としての意味と提出のしやすさを分けて話してみましょう。
- どちらも気にしない:ふたりの記念日、誕生日、覚えやすい日、役所へ行きやすい日を優先する。
- 片方が気にしている:気持ちを軽く扱わず、寅の日以外の候補も並べて相談する。別日にすることで安心できるなら、その希望を尊重する。
- 寅の日に特別な思い入れがある:寅の日を選ぶ理由をふたりで共有し、暦の縁起は保証ではなく記念日の意味づけとして楽しむ。
- 大安や一粒万倍日も気になる:候補を増やしすぎると決めづらくなるため、優先したい条件を一つか二つに絞る。
「寅の日を選ばないと不幸になる」「寅の日を選べば夫婦円満になる」といった結果を暦から断定する必要はありません。日取りの決定は、ふたりが納得して新生活を始めるための相談の一つです。
日柄より先に確認したい婚姻届の提出準備
希望の日に手続きをするためには、書類や役所の受付方法を早めに確認しておくと安心です。法務省の案内では、婚姻届は本籍地または所在地の市区町村役場へ提出し、届書には証人2名の署名が必要とされています。必要書類や本人確認書類、受付時間などは個別の事情や自治体によって確認事項があるため、提出先の役所の公式案内を確認してください。
- 婚姻届の記入漏れや訂正箇所がないか、ふたりで確認する
- 証人欄を含め、署名など必要な記載がそろっているか確認する
- 戸籍関係書類など追加書類の要否を提出先の自治体に問い合わせる
- 休日・夜間の受付方法と、書類に不備があった場合の扱いを事前に確認する
- 希望する日付で受理されるか心配なら、事前確認や事前審査が可能か役所に相談する
婚姻届は書類の確認が必要な手続きです。日取りを決めた後も、受付時間や必要書類を自治体に確認し、余裕をもって準備しましょう。休日や時間外受付の詳細は自治体ごとに異なります。
寅の日に入籍する場合も、記念日の意味はふたりで作れる
寅の日を選んだ場合は、「出戻り」の連想を気にするより、ふたりがその日を選んだ理由を記念として残す方法もあります。たとえば、日付を選んだ経緯を短くメモする、婚姻届の控えや写真と一緒に保管する、毎年の記念日に思い出を振り返るなどです。
寅の日に納車する場合の縁起や、実際の受け取り準備については、寅の日の納車と大安・仏滅の考え方で紹介しています。寅の日の象徴を日常の節目にどう取り入れるか、別の例として参考にしてください。
よくある質問
寅の日に婚姻届を出すと「出戻り」になるのですか?
そのような結果を示す根拠や決まりはありません。「出ていったものが戻る」という寅の日の言い伝えを、結婚に結びつけた縁起の解釈です。気になる人がいる場合は、ふたりで話し合い、納得できる日を選びましょう。
寅の日と大安が重なったら、どちらを優先しますか?
共通の優先順位はありません。大安を重視する人も、寅の日の意味を大切にする人もいます。両方を条件にすると候補が限られることもあるため、ふたりがいちばん大切にしたい条件から決めてください。
入籍日は婚姻届を役所に持っていった日になりますか?
婚姻届は自治体で審査・受付されます。希望日での手続きについて不安がある場合は、提出先の役所に受付方法や事前確認の可否を問い合わせてください。必要書類や時間外受付の扱いも自治体の案内に従いましょう。
まとめ:寅の日を選ぶかは、ふたりの納得を大切に
寅の日は「出戻り」を連想するため入籍を避けるという考え方がある一方、婚姻届を出してはいけないという決まりはありません。暦の吉凶は伝承や慣習上の目安で、結婚生活の結果を保証するものでもありません。寅の日を選ぶか迷ったら、ふたりの気持ち、記念日の意味、役所の受付や書類準備を分けて考え、納得して決められる日を選びましょう。
参考情報
- 法務省「婚姻届」
- Yahoo!検索「寅の日」関連検索ワード(表示は検索時期により変わります)
- ゼクシィ「寅の日・巳の日は開運日?やるといいこと&避けた方がいいこと」
※暦や縁起に関する解釈には幅があります。本記事は特定の結果や夫婦関係を保証するものではありません。婚姻届の手続きは提出先の自治体の案内をご確認ください。


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